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ラーメン・そば・うどん。カップ麺と袋麺のラインナップの違い。

カップ麺と袋麺で、ラーメン・そば・うどんのラインナップに違いがあるのは、それぞれの麺の特性と、消費者の利用シーンの違いが大きく関係していると考えられます。

ラーメン
* カップ麺・袋麺ともに主流
ラーメンは、麺の形態が油揚げ麺やノンフライ麺といったインスタント麺に適しており、調理も手軽であることから、カップ麺でも袋麺でも幅広い商品が展開されています。

そば
* カップ麺は豊富だが、袋麺は少ない
そばは、熱湯を注ぐだけで手軽に食べられるカップ麺が主流です。特に「緑のたぬき」のように、地域ごとの味付けの違いを楽しめる商品も人気です。
一方、袋麺のそばはあまり見かけませんが、これは以下のような理由が考えられます。
* そばの麺の特性: そばは、うどんやラーメンの麺に比べてデンプン質が少なく、伸びやすい特性があります。袋麺で茹でる場合、調理時間が少しでもずれると麺が柔らかくなりすぎたり、食感が損なわれたりする可能性があります。
* 調理の手軽さの追求: そばを食べる場合、手軽に短時間で済ませたいというニーズが強く、お湯を注ぐだけで完成するカップ麺がそのニーズに合致していると考えられます。

うどん
* カップ麺は豊富だが、袋麺はほとんど見かけない
うどんは、麺が太く、モチモチとした食感が特徴です。カップ麺では「赤いきつね」のように、その麺の食感を再現するために麺を平たくするなど、工夫が凝らされています。
一方で、袋麺のうどんが少ないのは、以下のような理由が考えられます。
* 生麺や冷凍麺との競合: うどんは、スーパーなどで手軽に購入できる生麺や冷凍麺が非常に充実しています。これらの麺は、袋麺よりも本格的なコシやモチモチ感を味わうことができ、袋麺の需要が生まれにくいと考えられます。
* 袋麺の調理に不向きな点: うどんの太い麺は、袋麺の形態で美味しく仕上げるのが難しい可能性があります。茹でる時間が長くなりがちで、手軽さを求める袋麺のコンセプトにそぐわないという側面もあるでしょう。

まとめ
カップ麺と袋麺のラインナップの違いは、「手軽さ」と「麺の特性」という観点から説明できます。

* カップ麺: 手軽さが最優先。お湯を注ぐだけで食べられるため、そばやうどんといった、手早く済ませたい食事のニーズに合っている。
* 袋麺: ラーメンは、本格的な味やアレンジのしやすさを求めるユーザーに支持され、多様な商品が展開されている。一方、そばやうどんは、麺の特性や競合する商品形態(冷凍麺など)の存在から、袋麺の市場が大きくならない。

つまり、消費者が何を求めてインスタント麺を選ぶか、という違いが商品展開に反映されていると言えるでしょう。

ラーメン・そば・うどん。カップ麺と袋麺のラインナップの違い。
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